CO2 Laser (Carbon Dioxide, 10,600nm)
CO2レーザー
ほくろや老人性イボ(脂漏性角化症)、扁平イボ、稗粒腫のように表面に盛り上がった病変のお悩みに使用します。10,600nmの波長が組織内の水分に吸収され、病変を薄い層ごとに蒸散させるため、深さを調節しながら病変のみを整えることをサポートします。
仕組み
この機器の仕組み
CO2レーザーは10,600nmの遠赤外線波長を用いる蒸散型(アブレイティブ)レーザーです。この波長は組織内の水分に強く吸収され、照射部位の水分が瞬間的に蒸散することで、病変組織を薄い層単位で削り取る仕組みで作用します。
メラニンやヘモグロビンではなく水分をターゲットとするため、色の薄い病変にも適用できます。出力と照射時間を調節して深さを段階的に整え、必要な層までのみ処置することで周囲組織への熱損傷を抑えます。
蒸散と同時に微細血管が凝固されるため出血が少なく、視野を確保しやすい点が特徴です。照射モードは連続波とパルス型、微細な点単位で照射するフラクショナル方式に分かれます。
ほくろ・老人性イボのような表面病変は浅く、イボや隆起した病変は深さを確認しながら照射し、瘢痕の改善にはフラクショナルモードで再生反応を促すなど、用途に応じて使い分けます。
効果
期待できる効果
- ほくろ・老人性イボなど表面の色素性病変の改善をサポートします
- 扁平イボ・稗粒腫・スキンタッグの改善をサポートします
- 隆起した良性皮膚病変の改善をサポートします
- ニキビ跡や陥凹した瘢痕の改善をサポートします
- 肌表面の凹凸やキメの改善をサポートします
- 汗管腫など良性の皮膚腫瘤の改善をサポートします
FAQ
よくある質問
施術時間はどのくらいかかりますか?
ほくろを数個除去する場合、照射時間は5分前後と短時間で終わります。麻酔クリームの塗布時間20〜30分を含めると、全体で30〜40分程度を見込んでください。老人性イボやイボが広範囲に分布している場合は照射時間が長くなります。
痛みは強いですか?麻酔は必要ですか?
皮膚を削る施術のため、麻酔をしてから行います。通常は麻酔クリームを塗布してから施術し、深い病変や広い病変には局所麻酔注射を追加します。麻酔後は温かさや鈍い感覚が残る程度です。
回復期間と日常生活はどうなりますか?
施術部位には黒っぽいかさぶたができ、通常7〜10日で自然に剥がれます。浸出液が落ち着くまで保護テープを貼り、貼り替えは最小限にし、かさぶたは手で剥がさないでください。かさぶたが取れた後はピンク色の新しい肌が現れますが、この時期に紫外線対策を怠ると色素沈着につながることがあるため、2〜3か月は日焼け止めを継続して使用します。
何回、どのくらいの間隔で受ければよいですか?
表面のほくろや老人性イボは1回の施術で終わることが多いです。深いほくろや再発しやすいイボは、皮膚が完全に治った後、4〜8週間隔で追加施術を計画します。瘢痕改善を目的としたフラクショナル照射は、4週間以上の間隔で複数回繰り返します。
他の施術と併用できますか?
かさぶたが残っている間は、同じ部位に他のレーザーを重ねないことが原則です。傷が治った後に色素沈着が残った場合は、レーザートーニングや美白ケアへとつなげます。再生ケアや保湿・再生軟膏は、回復を助けるため施術直後から併用します。
※ 施術の効果や反応には個人差があり、副作用が生じる場合があります。詳しくは診察時にご相談ください。
